東邦ガスくらしショップ清須市土器野店、株式会社オオタケの大竹です。
「ガスコンロを買い替えたい」「新築にピッタリのガスコンロが欲しい」と思ったときに調べるのがガスコンロメーカーだと思います。
日本で人気のメーカーは『リンナイ』『ノーリツ』『パロマ』この3社だけで市場の半数以上を占めています。新しいガスコンロにするなら、人気のメーカーも押さえておきたいですよね。
この記事では、大手3社の特徴を紹介します。家族構成や使い勝手をイメージしながら、どのメーカーにするか選んでみてください。
ガスコンロメーカー:リンナイ
大手3社の中でもっともシェアがあるのがリンナイです。創業は1920年の老舗メーカーで、愛知県で産声を上げました。ガスコンロメーカーとして有名なリンナイですが、他にも厨房機器、給湯機器、空調機器など幅広い事業を展開しています。リンナイは日本だけでなく、アメリカやオーストラリア、アジアを中心に事業を広め、消費者目線で作られた製品に定評があります。
リンナイ企業サイト
https://www.rinnai.co.jp/
各部品の特徴
リンナイが取り入れてる天板は、ドイツにあるショット社のセランガラスを使っています。この天板の特徴は以下の通りです。
- 耐久性に優れている
- 傷がつきにくい
- リンナイ技術のイージークリーンが施されている
天板の表面が硬いだけでなくアルミ枠のフレームを取り入れているため、縁に衝撃があっても天板をガード。もちろん傷もつきにくいです。
『イージークリーン』とはリンナイだけが取り入れている技術。煮こぼれしても焦げにくく色が剥がれ落ちないので、天板に汚れが染み込むのを防いでくれます。
リンナイのゴトクは楕円形。バーナーリングが天板に固定されているタイプもあります。固定されているタイプは、吹きこぼれの知るが天板内部へ侵入するのを防ぎます。
グリルの特徴
リンナイのグリルには、どの機種にも焼き網が搭載されています。その中でもハイグレードといわれる人気機種には『ザ・ココット』や専用調理器具の『ココットプレート』が使えるのが特徴。料理の幅が広がると話題です。他にも『スモークオフ』機能が付いた機種は調理中の煙が81%、臭いも99%カットするものまであります。用途に合わせて機種を選んでみてください。
ガスコンロメーカー:ノーリツ
リンナイの次にシェアを誇っているのがノーリツです。1951年、神戸で創業したメーカーです。創業時はふろがまや給湯器の製造を手がけていましたが、2001年に、日本で初めてビルトインコンロを製造したガス器具メーカー『ハーマン』と業務提携を結びました。
ノーリツ企業サイト
https://www.noritz.co.jp/
各部品の特徴
ノーリツの天板は『親水アクアコート』という特殊コーディングが施されています。親水性の為汚れとの間に水が入り込み汚れを浮き上がらせることで水拭きだけで簡単に汚れが落とせるのが特徴です。
毎日手軽にガスコンロを手入れしたいという方にはピッタリのメーカーです。ゴトクは縦長の楕円形。噴きこぼれなどがあった際にもお掃除がしやすい『ラックリングゴトク』を採用している機種が人気です。
また、近年ではテフロン加工を施した『アルミトップ天板』が人気です。テフロン加工されたフライパンを想像していただけると分かりやすいのですが、アルミの天板に非常に強度の強いテフロン加工が施されています。
これにより、ガラストップよりも掃除が簡単で、ガラストップの弱点であった「ガラス割れ」が無くなりました。ガラスのような透き通った綺麗さはありませんが、機能美を追及される方に人気です。(当社の所感です。)
グリルの特徴
ノーリツは機種によって焼き網の搭載有無が選べるのが特徴。焼き網が搭載されていない機種は
- 焼く
- 煮る
- 蒸す
など、多種多様の調理方法が可能です。温度管理も簡単なので、料理好きな方にも人気のメーカーです。さらに『グリルクリーンモード』というノーリツ独自の機能が搭載。グリル内に残った臭いはこの機能でキレイにカットできます。
ガスコンロメーカー:パロマ
パロマは1911年創業と大手3社の中でもっとも老舗のメーカー。リンナイと同じく、愛知県で産まれ、現在も愛知県に本社を置いています。パロマは海外進出も積極的な企業で、アメリカでは50%のシェアを誇ります。その他にもアジアやオセアニアにも進出しています。
パロマ企業サイト
https://www.paloma.co.jp/
各部品の特徴
パロマの天板はガラストップに加え『ハイパーガラスコート』を採用しています。現在他社の天板はガラス素材が主流となっていますが、パロマのハイパーガラスコートはホーロー素材に二層のガラスコーティングで仕上げた物となりホーローよりも強度と耐久性といった機能面やデザイン面が優れているうえガラスよりも安価となっている。
また掃除がしやすい『シールドトップ』は、汁受け皿がなく、吹きこぼれの汁が内部に侵入しにくいのが特徴。ゴトクは横長の楕円形で、角が丸くなっています。『シールドトップ』同様、手入れのしやすさを求めたパロマならではの技術です。
グリルの特徴
パロマのグリルは『フレームトラップ』という独自の安全装置を採用しています。『フレームトラップ』はグリル内で万が一魚などに引火した場合に、排気口からの炎の吹き出しを抑え火災を未然に防ぐ装置となっています。
深皿プレートが付いている機種は、フタ付きなので油の飛び散りを防止。四方から素材に熱を与え、魚や肉をふっくらジューシーに焼き上げます。
ガスコンロメーカーの特徴を知って家庭に合ったものを選ぼう
各メーカーとも独自の技術を搭載しているので、特徴に合わせてガスコンロを選んでみるのもいいでしょう。
手入れのしやすさや料理の幅など、選ぶポイントはたくさんあります。実際にメーカーの商品を見てイメージに合ったものを探してみてください。