ガスコンロの選び方
「ガスコンロを交換したいけれど、どれを選べばいいのか分からない…」「サイズや機能が色々あって、結局どう決めたらいいの?」そんなお悩みをお持ちの方へ。
株式会社オオタケでは、豊富な施工実績をもとに、最適なガスコンロ選びから設置工事までワンストップで対応しています。ガスコンロ選びでお悩みの際はぜひ私達にお気軽にご相談ください。
ガスコンロ交換設置のスペシャリスト
株式会社オオタケは、愛知県清須市で親子4代130年続くガス機器販売会社です。ガス機器設置に関連する専門資格を複数取得した経験豊富なベテランスタッフが安心安全に作業に従事します。
・ガス消費機器設置工事監督者
・ガス機器設置スペシャリスト
・内管工事士(ガス)
また、故障や不具合によるガス機器の修理や点検は、お電話で一本ですぐに駆けつけます。また、他社やインターネットなどで購入されたガス機器の修理もお受けすることが出来ます。些細なことでもお気軽にご連絡ください。
ガスコンロを選ぶ前に
ガスコンロを選ぶ前に、まずはご自宅のガスコンロがどのようなタイプが選べるかを調べる必要があります。
このような情報を前もって準備しておけば、スムーズに交換を進めることができます。チェックポイントは以下の4つです。
・既存のガスコンロのタイプ
・既存のガスコンロのサイズ
・ご自宅のガスの種類
・火力が強いバーナーの位置
ガスコンロのタイプ
ご家庭で使われているコンロには、大きく分けて2つのタイプがあります。
それが「据え置き」と「ビルトイン」です。
まずは既存のコンロがどちらのタイプに該当するか抑えておきましょう。

据え置きタイプ
キッチンのコンロ台にそのまま置いて使うタイプです。「テーブルコンロ」や「ガステーブル」と呼ばれることもあります。ガス栓とコンロを専用のゴムホースでつないで使用し、取扱説明書に沿って作業すれば、専門資格がなくても接続が可能です。

ビルトインタイプ
キッチンの天板に組み込んで設置するタイプで、現在では最も一般的なタイプです。交換の際には工事が必要で、作業には専門資格を持った業者による施工が必要となります。下部にガスオーブンが設置されている場合、別途部品が必要となります。コンロとオーブンが一体型のものはオーブンの交換も必要となります。
ガスコンロのサイズ
次に既存のコンロのサイズをチェックしましょう。コンロ本体の大きさは、基本的にどのメーカーも共通の規格でつくられています。
一方で、天板のサイズには複数の種類があるため、キッチンの広さや使い方に合わせて選ぶ必要があります。

据え置き: 幅が56cm または 59cm
据え置き型コンロのトッププレート幅は 56cm または 59cm です。59cmタイプの場合、実際の幅はおよそ 59.5cm前後 の製品が多いため、一般的には 60cm幅 と呼ばれることもあります。

ビルトイン:60cm/75cm
ビルトイン型コンロのトッププレート幅は 60cm と 75cm の2タイプがあります。据え置き型に比べて横幅が広く、特に 左右のバーナー間の距離 に違いが出ます。バーナーが横一列に3つ並んだワイドコンロというタイプもありますが、このタイプは後継品しか取付けできません。

ミニキッチン用:30cmまたは45cm
賃貸住宅やセカンドキッチンでよく見られるタイプのビルトインコンロです。30cmは1口タイプと前後に2つバーナーが配置されたタイプがあります。45cmは斜めに2つのバーナーが設置されたタイプで、魚焼きグリルが有る物と無い物があります。
ご自宅のガスの種類
ガスの種類には、都市ガスとプロパンガスの二種類があります。ご自宅で使っているガス種が分からないときは、
ガス機器本体に貼られているラベルを確認するのが簡単です。
ラベルは電池ケースの裏側やガスメーター、検針票で確認できます。

都市ガス
ラベルに 〈12A〉 または 〈13A〉 と表示されています。

プロパンガス(LPガス)
ラベルに 〈LPG〉 と表示されていれています。
強火力バーナーの位置
現在のビルトインコンロは、左右どちらのバーナーも強火力となっておりますのでどちら側でも安心してお使いいただけます。
据え置きタイプはコンロの機種によって左右どちらか一方が強火力バーナーになっているものもあります。
もし片側高火力タイプを選ぶ場合は、コンロの設置環境に注意が必要です。
見分け方は製品の型番で、どちらを選ぶかは、ご自宅のコンロ台の壁の位置が基準になります。
強火力バーナーは壁と反対側にくるように選ぶのが正しい選び方です。

型番の末尾が「R」
右側が強火力

型番の末尾が「L」
左側が強火力
ガスコンロのメーカーについて
ここからは、実際にガスコンロを選ぶときに押さえておきたい 基準やポイント を分かりやすく解説していきます。
まずはガスコンロの3大メーカーを抑えておきましょう。国内でよく使われているのは、次の3大メーカーです。
ビルトインコンロのグレードについて
オオタケでは一般家庭向けのビルトインコンロのグレードを、価格帯によって4つのグレードに分けて販売しています。
リーズナブルグレード・スタンダードグレード・ハイグレード・プレミアムグレードの4つです。(記載価格は設置費用込となります)
リーズナブルグレード(6~8万円)
・過熱防止や焦付き防止等、最低限の安全機能のみ(例:メタルトップ)
・水なし片面焼き
・ホーロー(金属)トップ天板
スタンダードグレード(9~13万円前後)
・タイマーや湯沸し等、シンプル機能中心
(例:リンナイ「センス」、ノーリツ「ファミ」、パロマ「リプラ」)
・水なし両面焼きグリルが主流
・天板素材:ホーロートップが一般的です。
・必要最低限の機能で十分という方や、コストを抑えたい方向け
ハイグレード(14~18万円前後)
・一番選ばれている価格帯
(例:リンナイ「リッセ」ノーリツ「オルシェ」、パロナ「フェイシス」など)
・水なし両面焼きグリル標準搭載
・オートグリルや炊飯機能などの便利機能あり
・デザイン性も高く、カラーや天板素材の選択肢が豊富
・機能性を求めつつ、極端に高い価格は避けたい方におすすめ
プレミアムグレード(19〜30万円前後)
・上位モデル
(例:リンナイ「デリシア」「グリレ」、ノーリツ「プログレ」「+do」、パロマ「クレア」など)
・アプリ連携でレシピを送信 → 自動調理可能
・多彩なオート調理機能(煮もの・トースト・ノンフライ調理など)
・高級感あるガラストップやステンレスゴトクを採用
・デザイン・機能性・安全性のすべてを重視したい方向け
・「グリレ」「+do」高火力と大型ゴトクで本格的に調理をしたい方向け
ガスコンロの選び方・比較ポイント
ガスコンロは使い勝手や安全性、デザインまでしっかり比較して選びたいものです。
購入前に押さえておきたい選び方のポイントを整理し、タイプごとの違いや特徴をご紹介します。

2口タイプ
2口コンロは、奥にバーナーがないため、調理する人と火元との間にゆとりが生まれるのが特徴です。安全性を重視する方や、ゆったりとした調理スペースを確保したい方に適したタイプです。

3口タイプ
3口コンロの最大のメリットは、同時に3つの料理ができることです。一度に複数の鍋やフライパンを使えるため、家族の食事を効率よく作りたいご家庭におすすめです。また、現在販売されているビルトインコンロの多くは3口タイプが主流のため、選べる機種が豊富というメリットもあります。
天板の種類
ガスコンロの天板には、いくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。
どの素材も基本的には「汚れにくく、掃除しやすい」ように工夫されていますが、それぞれに特徴があります。
ガラストップが高価格帯、ホーローが比較的リーズナブルです。

ホーロー
鉄の表面にガラス質を焼き付けた素材です。色はダークな色が多いです。他の素材に比べると汚れが付きやすいという面はありますが、こすっても傷が付きにくいという特徴があります。価格も圧倒的に安く、耐久性を重視する方に向いています。

ガラスコート
ホーロー素材の上にさらにガラスコーティングを施したタイプです。ホーローの耐久性に加えて、ガラスの美しい質感をあわせ持っているのが特徴です。また、カラーバリエーションが豊富で、デザイン性を重視したい方に人気があります。

ガラストップ
強化ガラスを使った天板で、透明感と光沢のある仕上がりで、上位モデルに多く採用されています。最新のビルトインガスコンロでは、このガラストップが主流となっており人気も高いです。強度面ではホーローに劣る部分もありますが、お手入れのしやすさはどの素材よりも優れています。

アルミ(テフロン加工)
アルミを使った天板は、熱を分散しやすく、バーナー周りの焦げ付きが起きにくいのがメリットです。お手入れのしやすさではガラストップに劣りますが、衝撃に強く耐久性があるため、扱いやすさや安心感を重視する方に向いています。
ゴトクの種類
ガスコンロのゴトクには、昔ながらのタイプは汁受け皿付きと最新モデルは汁受けなしがあります。 また、ステンレス製とホーロー製があり、耐久性やお手入れのしやすさに差があります。

ステンレス
ステンレス素材でつくられたゴトクは、明るい色合いが特徴で、ミドルグレード以上のガラストップコンロに採用されることが多く、キッチンをより明るい印象にしてくれます。ただし、明るい色合いのため、飛び散り汚れが目立ちやすい点にも注意が必要です。デザイン性を重視する方や、日頃から丁寧にお手入れをしたい方におすすめのゴトクです。

ホーロー
ホーロー素材でできたゴトクは、熱による焦げや傷が目立ちにくいのが特徴です。多くの新しいコンロで標準採用されており、扱いやすさから人気があります。ステンレスに比べると見た目のスタイリッシュさでは劣りますが、濃い色合いのため汚れが目立ちにくく、お手入れが簡単というメリットがあります。デザイン性よりもお手入れのしやすさを重視する方には、ホーローゴトクがおすすめです。
その他こだわり機能
ガスコンロには、基本的な加熱や安全機能以外にも、より快適に調理を楽しめる便利な機能が搭載されているモデルがあります。
たとえば、調理の仕上がりを一定に保つ温度調節機能や、炊飯モード・湯沸かしモードなどの専用モード、
さらにはアプリと連携してレシピを自動で再現できる機能などです。代表的な機能をご紹介します。

グリルの機能で選ぶ
以前のガスコンロと比べて、大きく進化したのがグリル部分です。かつては水を張って使う「水ありグリル」が主流でしたが、現在では水を入れる必要がなく、さらに多くの機種が両面焼き機能を搭載しています。
通常サイズ(約21〜23cm) と ワイドサイズ(約25〜26cm) の2種類があります。
検討の際に注目すべきなのは、横幅だけではありません。同じグリル幅でも、引き出したときの 引き出し幅 に違いがあり、以下の2つに分かれます。
・引き出し幅が短いタイプ
・フルオープンタイプ
横幅が同じでも引き出し幅が異なると、魚の出し入れや調理のしやすさなど、使い勝手に大きな違いが出ます。そのため、グリルを選ぶ際は「横幅」とあわせて「引き出し幅」もチェックすることが大切です。

オート調理機能で選ぶ
最近のビルトインガスコンロには、機種ごとにさまざまな「オート調理機能」が搭載されています。ここでいうオート調理機能とは、食材やメニューに合わせて自動で火加減を調整し、消火まで行ってくれる便利な機能のことです。各メーカーに共通して人気があるのは、次のような機能です。
・炊飯機能:スイッチひとつでご飯をふっくら炊き上げ
・麺ゆで機能:吹きこぼれを防ぎながら自動でゆで時間を管理
・湯沸かし機能:お湯が沸くと自動で消火
さらに、最新ビルトインコンロは焼き魚に便利な「オートグリル機能」は、ほとんどの機種に標準搭載されています。

スマートフォンとの連動機能
一部のコンロには、スマートフォンと連動して自動調理する機能が備わっています。リンナイの 「デリシア」 と、ノーリツの 「スマートコンロ」 のみに搭載されている、特に便利な最新機能です。
専用アプリと連携することで、レシピに合わせた 温度や調理モードをコンロに送信し、自動で調理してくれます。少しの間目を離してもスマホで状態を確認できるので安心ですね。

安全機能で選ぶ
・調理油過熱防止機能:油の温度を自動調整し、発火を防ぎます。
・立消え安全装置:火が消えても自動でガスを遮断しガス漏れを防ぎます。
・消し忘れ消火機能:点火してから一定時間が経過すると、自動で消火してくれます。
・鍋無し検知機能:鍋が置かれていない場合は点火せず、調理中に鍋を持ち上げると自動で弱火になり、1分後には消火されます。火の消し忘れや衣服への着火といった事故を未然に防ぎます。
感震停止機能:地震による強い揺れ(震度5程度)を感知すると、すべてのバーナーを自動消火しガスを遮断。調理中でも作動し、火災やガス漏れのリスクを大幅に減らします。
ガス機器選びのよくある質問と回答
最後に、ガス機器の選び方について、お客さまからよくいただくご質問をご紹介いたします。
掲載のQ&Aで解決しない点や、個別のご事情がある場合は、お電話・お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
- 交換にはどのくらい時間がかかりますか?
- ガスコンロの寿命はどのくらいですか?
- 工事費用はどのくらいかかりますか?
- システムキッチンのビルトインだけを取替えできますか?
- ビルトインコンロは自分で設置できますか?
- 工事当日の流れは?
ガスコンロの交換はオオタケにお任せください!
ガスコンロの選び方には、サイズ・口数・天板素材・機能・安全性 など、さまざまなポイントがあります。ご家庭のキッチン環境や料理スタイルに合った一台を選ぶことで、毎日の調理がぐっと快適になり、安心して長くお使いいただけます。
とはいえ、実際にどの機種が自宅に合うのか判断するのは難しいもの。そんなときは、地域に根ざして豊富な施工実績を持つ オオタケ にぜひご相談ください。
経験豊富なスタッフが、最適なガスコンロ選びから設置工事、アフターサポート(設置後の点検・修理)までしっかりサポートいたします。ガスコンロの交換を検討中の方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
