ガス機器

ガスコンロの交換は自分でできる?DIYをする前に抑えておきたいポイント

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ガスコンロの劣化や故障で、自分でも交換できないか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

自分で手軽にガスコンロを交換できたらどんなに楽でしょう・・・。ガスコンロのタイプにもよりますが、自分でガスコンロの交換は可能です。しかし、ガスを扱っている機器のため細心の注意を払わなければいけません。

どんなタイプのガスコンロなら交換できるのか、またチェックポイントや注意点を紹介します。

テーブルコンロなら交換可能

自分でガスコンロの交換は可能

ガスコンロの交換は自分でも可能です。ただし、ここで注意点!

ガスコンロには

  • テーブルガスコンロ
  • ビルトインガスコンロ

の2種類あります。

自分で交換できるのは、テーブルガスコンロのタイプ。家電量販店やホームセンターなどで売られている一般的なものです。

一方ビルトインガスコンロは、キッチンの一部として埋め込まれているタイプ。こちらのガスコンロは、自分で交換できません。専門の資格が必要なため、業者に依頼してください。

ガスコンロを自分で交換する前のチェックポイント

今回は自分でも交換可能なテーブルガスコンロについて紹介します。交換する前にはいくつか確認しておかなければいけないことがあります。ガスコンロ購入後に『合わなかった』ということがないよう、事前にチェックしておいてください。

ガスの種類

ガスの種類

一般家庭に供給されているガスには

  • 都市ガス
  • プロパンガス

の2種類あります。

ガスコンロもガスの種類によってわけられているため、家庭で使われているガスはどちらのタイプか確認しましょう。どちらのガスかわからない場合は、ガステーブルの側面に情報が記載されているのでそちらでチェックできます。

またガスホースでも確認が可能。オレンジ色のガスホースはプロパンガス用、薄いベージュやピンク系は都市ガス用として使われています。

※必ずしも専用のホースが使われているとは限りませんので、注意が必要です!

テーブルコンロのタイプ

ガスホースでも確認が可能。オレンジ色のガスホースはプロパンガス用、薄いベージュやピンク系は都市ガス用

使用するガスの種類がわかったら、それに合わせてテーブルコンロのタイプを決めていきます。何か間違いが無い限り、コンロ台の幅は60cm以上ありますし、60cmよりも幅が広いテーブルコンロは売っていません。

壁側に防熱板が貼られていたり、何らかの障害物があって60cmのタイプが入らない場合は、若干幅が小さくなっているテーブルコンロもあります。

テーブルコンロにもグレードあり、機能によってお値段が変わります。代表的な機能を紹介致しますので、自分に合った好みのコンロ探しにお役立て下さい。

ちなみに、何も機能が搭載されていない機種と、全ての機能が搭載されている機種では、定価で約10万円も変わります。

天板の材質

ガラス天板、ガラスコーティングされたほうろう(琺瑯)天板、ほうろう天板等があります。一般的には、ガラス天板が最も高価です。

魚焼きが両面焼き

片面焼きは調理中にひっくり返す必要がありますが、両面焼きはひっくり返す必要がありません。ちなみに、今の魚焼きグリルはほぼ全て水なしグリルです。中級グレードの機種から搭載されています。

グリルオプション品

お魚焼きグリルの中に、プレートや蓋つきの浅型鍋を入れる事が出来ます。お料理の幅が広がり、グリル内の汚れ防止にもなります。中級グレードの機種から搭載されています。

調理タイマー

設定した時間が経過すると、自動で消火する機能です。左右両側でタイマーが使えるタイプと、片側しか使えないタイプが御座います。中級グレードの機種から搭載されています。

オートグリル

お魚等を自動で焼てくれる機能です。姿か切り身か干物を選択し、焼き加減を設定すると、後は自動で焼き上げてくれます。高級グレードの機種に搭載されています。

感震自動消火

地震等の揺れで、瞬時にガスを遮断する機能です。でも、地震があった場合にはガスメーターでガスが止まるから良いのでは?と思う方も多いかもしれません。

実際には、ガスメーターでガスを遮断したとしても、ガスの圧力が下がるまでの5~30秒程はガスが出続けます。コンロを使用していた場合、その間は火が付きっぱなしになります。

これは家の中のガス管が長ければ長いほど時間がかかります。そんな危険を回避する為に、器具側でガスを遮断してしまう機能が感震自動消火です。高級グレードの機種に搭載されています。

元栓のタイプ

 

ガスの元栓も2種類あるため注意が必要です。

元栓は

  • ホースエンド型
  • コンセント型

にわかれています。

見分け方はとても簡単。ホースエンド型には赤い線がついていますが、コンセント型には赤い線がありません。赤い線があるかないかで、元栓のタイプを確認してください。

自分でガスコンロを交換するときの手順

自分でガスコンロを交換するときの手順

テーブルガスコンロは専門資格が無くても交換できます。しかし、ガスを扱う作業になるので、細心の注意を払って、行うようにしてください。

ガスの元栓を閉めることを忘れずに!ガスコンロを交換する前に、ガスの元栓を閉めます。元栓を閉めたらガスホースを抜いてください。

ホースエンド型の設置方法

ホースエンド型の設置方法

ホースエンド型は、元栓に赤いラインが入っているのが特徴です。赤いラインが消えている場合は、ガス栓を真横から見たときの接続部の形を見ます。接続部の先端部分が、植木鉢に入った雪だるまのような形をしているのがホースエンド型です。ホースエンド型はゴムホースとゴム管止めバンドの2つがあれば接続ができます。

ホースエンド型の特徴

・元栓に赤いラインが入っている。

・接続部の先端が、雪だるまが植木鉢に入っているような形。

・ゴムホースとゴム管止めバンドの2つで接続可能。

ホースエンド型の接続方法

ゴムホースを適切な長さにカットします。ゴムホースが折れ曲がってしまうとガスが止まってしまいますので、長すぎず短すぎず、ちょっと余裕があるくらいの長さが最適です。

②先にホースにバンドを2つ通す。

③コンロ側、そしてガス栓側にホースを差し込み、バンドでしっかり固定します。接続時にホースが硬い場合、差し込み部分を水で軽く湿らせることで簡単に接続できます。

④ガス栓のツマミを開けるとガスが流れ、コンロの点火が可能です。最初の点火は時間がかかる場合があります。

コンセント型の設置方法

横から見たときに、ソケットを取り付けるための溝があり、凸凹の形状をしているのがコンセント型です。このコンセント型には、ゴムホースや2つのバンドのほかに、ゴム管用ソケットも必要となります。

コンセント型の設置の仕方

ホース、ゴム管用ソケットと、バンドが用意できましたら、以下の手順で接続します。

①ホースを必要な長さに切る。

②ホースにバンドを2つ通す。

③ホースにソケットをつけ、バンドで固定する。

④コンロにホースをつけ、バンドで固定する。

⑤ソケットをガス栓に差し込む。

それでは詳しく解説いたします。

①ホースを必要な長さに切る。

購入したホースを必要な長さにカットしてください。カットする際の方法や注意点については、前に述べたホースエンド型の説明を参照してください。

②ホースにバンドを2つ通す。

必要な長さにカットした後、ゴムホースに2つのバンドを通してください。

③ホースにソケットをつけ、バンドで固定する。

次に、ゴム管用ソケットにホースを赤い線まできちんと差し込み、バンドをスライドさせてソケットが外れないように確実に固定してください。もし、ホースが堅くて上手く差し込めない場合は、ソケットの接続部をわずかに水で湿らせることで、挿入が楽になります。力がある方であっても、時々ホースが難しく差し込めないことがありますが、この水のテクニックでスムーズに設置できます。上記の画像を参照し、適切にセットアップしてください。

もしバンドが1つしか手元にない場合、ソケットに付属しているゴム管止めを使用しても固定できます。このゴム管止めは熱で収縮するチューブのようなもので、ホースの差し込み部分に通した後、熱湯をかけることで縮小しホースをしっかり固定します。ただし注意が必要で、このステップの段階でまだコンロを使用できないため、熱湯の用意が少々面倒かもしれません。前述のバンドを用いての固定の方が手軽で迅速に行えます。

④コンロにホースをつけ、バンドで固定する。

続いて、作成したホースを機器に接続します。新しいコンロには、接続口にキャップが装着されていることが多いので、それを取り外してください。ホースを接続口に挿入する際、かなりの力が要ることがあるので、接続部を少量の水で湿らせるとスムーズに差し込めます。ホースを赤い目印の位置までしっかり差し込んだら、クランプやバンドを接続口の位置までスライドさせ、ホースを確実に固定してください。

⑤ソケットをガス栓に差し込む。

次に、ガス栓への接続を行います。ソケットをガス栓に差し込むと、カッチと固定される音が聞こえます。画像で示すガス栓は、最新のツマミがないデザインです。ガス供給が開始されるので、コンロへのホース接続を完了させてからソケットをガス栓に接続してください。

これで接続作業は終了です。コンロの点火が正常に行われるか、テストしてみてください。初回点火時には、ホースやガスライン内に空気が混在しているため、点火に少し時間がかかることがあるのでご注意ください。

コンセント型の外し方

最後に、取り外し方を説明します。ガス栓に開閉のツマミがあれば、それを閉めてください。ツマミがないガス栓は、外した瞬間にガス供給が止まる仕組みですので、安心して外せます。ソケットを優しく持ち、その先端に親指を置きます。そして、親指でソケットの先を下向きに押していくと、バネの反発により取り外せます。

古いガスコンロは粗大ゴミか産業廃棄物として処分

古いガスコンロの処分に困る方も多いと思います。ガスコンロの場合、リサイクル法は関係ないため粗大ごみとして出せるのがメリット。自治体のルールに従って処分してください。

集荷日まで待てないという方は、産業廃棄物として業者に頼むのもいいでしょう。業者に頼む場合、料金がかかりますが手間が省け確実に処分できます。

※当社でご購入のお客さまは、配達、設置、処分も無料です!

ガスコンロを交換するときの注意点

ガスコンロを交換するときの注意点

テーブルガスコンロは手軽に交換できますが、気をつけなければいけないこともあります。危険を伴う交換なので、以下の注意点をしっかり守ってください。

ガスの元栓を必ず閉めてから交換

ガスコンロ交換の手順でも説明しましたが、交換前には必ずガスの元栓をきっちり閉めてから行ってください。

元栓を閉めずに交換すると、ガス漏れになりとても危険です。ガスを扱う機器ということを念頭に作業してください。

強火力バーナーは壁から離す

テーブルコンロは左右のバーナーで火力が大小と分かれているものがほとんどです。設置する台が壁に面している場合、コンロの火による火災や壁の傷みを防ぐために、壁とは反対側に強火力バーナーが付くようにしましょう。(左側が壁の場合、右が強火力。)

ビルトインガスコンロは業者に頼む

キッチンと一体型になっているビルトインガスコンロの交換は、ガス管を接続する際に専門の資格が必要になります。無資格での交換は絶対しないようにしてください。

テーブルガスコンロなら自分で簡単に交換可能

テーブルガスコンロなら自分で簡単に交換可能

テーブルガスコンロを使っている家庭であれば、自分で交換できます。ただし、ガスを使う機器を交換するため、慎重に作業を行ってください。ガスの種類やガス栓のタイプもしっかり確認しておく必要があります。

安全面や手間を考慮すると、ガス機器販売もとに依頼するのが、結果的にお得であると思います。私たちにもぜひお気軽にお問い合わせください。

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