換気扇を覆うレンジフードは、キッチンを清潔に保つために重要な役割を担います。キッチンの上部で目に付くところにあるため、不具合や古さが目立ち始めるとそろそろ新しいものに交換したいと感じるのではないでしょうか。
交換を業者に依頼する前に、レンジフードの交換費用の相場や交換の流れを知っておきましょう。相場がわかれば依頼する業者も迷うことなく決められます。レンジフード選びのポイントもまとめたのでぜひ参考にしてみてください。
最新のレンジフードの交換費用相場
レンジフードの交換費用の相場は以下の通りです。
工事費用の相場 | 約30,000〜60,000円 |
レンジフード本体の費用相場 | 約60,000円〜250,000円 |
部分的な交換費用相場 | 約10,000〜40,000円 |
レンジフードの交換には、工事費用にレンジフード本体の交換費用、あるいは部分的な交換費用が加算されます。故障の場合は部品を交換するだけでいい場合もあるので、手頃な価格で済ませたい場合は部品交換も視野に入れて依頼しましょう。
工事費用の相場
工事費用は、その名の通り業者に工事を依頼することでかかる費用のことです。工事費用は業者によって差が大きく、30,000〜60,000円ほどが相場といえるでしょう。
依頼するときに注意したい点として、出張費や古いレンジフードの処分にかかる費用があります。これらが別途必要な業者もあり、想像していたよりも高い請求がきてしまうことも考えられます。依頼する前に見積もりの内訳をよく確認し、不明な点はあらかじめ質問しておくことが大切です。
レンジフード本体の費用相場
レンジフード本体の費用は、製品によりますが安価なもので60,000円ほど、高いもので250,000円ほど見ておくといいでしょう。価格によって性能やデザインが異なるので、価格にとらわれすぎずに選ぶことをおすすめします。レンジフードの平均的な使用年数は10年ほどなので、10年使用したら交換を検討するといいでしょう。
部分的な交換費用相場
レンジフードの部品が故障してしまった場合は、部分的に修理できる場合もあります。部品ごとの相場は以下の通りです。
ファン | 10,000〜30,000円 |
モーター | 20,000〜40,000円 |
スイッチ | 10,000〜35,000円 |
交換の出費を抑えたいときや10年経っていないのに不具合が発生した場合は、部品の交換を検討してみましょう。業者に依頼することで、どこが故障しているかがわかります。依頼の際に、部品の交換を検討している旨を伝えるとスムーズです。
レンジフードの交換・設置の流れ
レンジフードの交換と設置の流れを紹介します。
まず、交換を依頼する業者を決めて見積もりを出してもらいましょう。見積もりには、必要に応じて現場調査を行います。このとき、部品の交換も視野に入れていることを伝えると、部品の交換で済むかどうかも調べてもらえます。
新品に交換する場合で商品が決まっていない場合は、業者から商品を選ぶとスムーズです。ネットで注文したものがある場合は、依頼の段階で手持ちの商品の取り付けが可能かを確認しましょう。工事にかかる見積もりを見て、予算の範囲内であれば正式に依頼します。
レンジフードを新品にするときの作業の流れは以下の通りです。
- 古いレンジフードの取り外し
- 新しいレンジフードを壁に設置
- ダクトをつなげる
- 幕板を取り付けて完成
一見簡単そうな作業ですが、大きなレンジフードを設置するのは慣れていないと大変です。設置後安全に使用するためにも、取り付けは業者に依頼するといいでしょう。
レンジフード選びでチェックしたいポイント
レンジフードにはさまざまな種類があり、どれを選べばいいか悩んでしまいます。選ぶときに注目したいポイントを紹介するので参考にしてみてください。
デザイン
レンジフードには以下のようなデザインの種類があります。
- スリム型
- 平型(フラット型、浅型)
- 深型(ブーツ型)
レンジフードは近年、住環境に合わせてスマートな形のものが増えています。主張しすぎないシンプルなデザインのものも多いので、自宅の雰囲気に合わせて選ぶといいでしょう。
ファンの種類
排気ファンにも3種類あります。
- プロペラファン
- ターボファン
- シロッコファン
プロペラファンは、一般的なファンで扇風機のような形のファンです。古いタイプのレンジフードにもよく使用されています。ターボファンは浅型に使われていることが多く、人気の型ですが、風量が小さめで値段が高く設定されています。シロッコファンは深型で使用されており、風量は大きめです。
代わりに音も大きめですが、外環境からの影響を受けにくいのでマンションなどで使われています。このように、ファンはデザインとも関わってくる部分でもあります。それぞれ特徴が異なるのでデザインで決めきれない場合はファンの性能で選ぶのもひとつの方法です。
サイズ
自宅のレンジフードのスペースに収まるものを選びましょう。レンジフードの規格サイズには、横幅が60cm、75cm、90cmの3種類があります。デザインだけで選んで取り付けられないサイズだと困るので、特にネットで選ぶときにはまずサイズに注目すると安心です。
取り付ける場所の高さ
レンジフードは、フードの下辺とコンロまでの距離が100cm以内と決められています。これは、建築基準法で定められている決まりなので必ず守りましょう。
また、消防法の規定ではフードの下辺とコンロまでの距離が80cm以上と定められています。つまり、80cm〜100cmまでの間に設置する必要があるので、部屋の天井高などにも注意して選びましょう。
機能
レンジフードも、換気扇を稼働させるだけでなくさまざまな機能を持つものがあります。コンロの点火や消火に合わせて自動で換気扇が稼働するものや、セルフクリーニング機能があるものなど、自分のライフスタイルに合った機能を選びましょう。
まとめ
キッチンを快適な空間に保つだけでなく、景観にも関わるレンジフードは10年を目安に取り替えを検討しましょう。私たち、株式会社オオタケでは、レンジフードの交換も承っております。ぜひ一度ご相談ください。