床暖房リフォーム(ガス床暖房・電気床暖房など)

ガス床暖房の寿命(耐用年数)はどれくらい?メンテナンスや定期検診の必要性など詳しく解説します。

床暖房リフォーム(ガス床暖房・電気床暖房など)

東邦ガスくらしショップ清須市土器野店、株式会社オオタケの大竹です。

足元から温まることができる冬の必需品「床暖房」。床暖房は基本的にメンテナンスは不要と言われていますが、できる限り長持ちさせたいですよね!

そこで、本記事では、大きく2種類ある床暖房の中からガス床暖房を取り上げて寿命やメンテナンスについて詳しく書いていきたいと思います。

床暖房には2種類ある

床暖房には3種類ある

温水式

給湯器などを使い作った温水を、床下に張り巡らせた温水パイプに循環させることによって床を温める方法。

電気式

床下に電気で発熱するヒーターなどを設置し床面を温める方法。

「蓄熱式」「PTCヒーター式」「電熱線ヒーター式」などがあります。

以上の方法から、今回は「ガス床暖房(温水式)」に焦点を当てていきたいと思います。

ガス床暖房の寿命はどれくらい?

ガス床暖房の寿命はどれくらい?

温水式床暖房の寿命は30年以上とされており、これは温水マットの寿命を指しています。

当社で施工を行い、実際にノーメンテナンスで30年以上使用しているお客さまもいらっしゃいます。しかし、どうしても床材の表面が痛んできてしまうので、床の張替は必要になります。

その際に綺麗に床材を剥がす事が出来れば良いのですが、ボンドや両面テープも使用されているので、温水パネルもボロボロになってしまう事が大半です。

ですので、温水パネルやパイプは30年以上持ちますが、実際には床の張替のタイミングでパネルも新しくする事が多いです。

熱源であるガス給湯器の寿命10~13年と言われていますが、基本的に温水パネルとガス給湯器の互換性は関係ありませんので、ガス給湯器の交換だけで済みます。

またその際、床暖のリモコンも交換することなく使用できています。

ガス床暖房のメンテナンスは何をすればいい?

ガス床暖房のメンテナンスは何をすればいい?

ユーザー側のメンテナンスはほぼ不要です。あえてセルフチェックできる項目をあげると

・運転中に給湯器の音、外観に異常はないか。

・床の温まり方に変化がないか。

・給湯器の下部が濡れていないか。

・給湯器や床暖のリモコンにエラーが出ていないか。

など主に給湯器のチェックです。機器によってチェック項目があるので取扱説明書を読んで、時々チェックしてみてください。もし異常があればメーカー、または販売店にご連絡を!

熱源機器や床材の定期的なメンテナンスはメーカーや業者などのプロフェッショナルにお任せになります。

・自動で暖房用水が補充されない機器の場合は、手動で水道水を補充(年に1回稼働させる前の補充)

凍結が予想される寒冷地の場合、不凍液の全量交換(10年に1度)

故障した場合、熱源となる機械の取り換え(一般の給湯器と同様、10~13年に1度の取り換え)

・給湯器の自主点検(年に3~4回

上記の期間はメーカーによって異なるためあくまで目安です。取扱説明書を参照したり、業者へ直接問い合わせてみてください。

定期的な点検が不十分になると、給湯器からの漏水に長期間気付かず、修理不能で本体の交換になってしまったり、無駄な水道代金を支払う事になる可能性もあります。

植物のツルが本体に入ってしまい、故障してしまったケースもあります。定期的な点検の重要性がわかりますね!

ガス床暖房の故障原因と修理方法

ガス床暖房の故障原因と修理方法

ガス床暖房故障の原因例

・ユーザー側の不注意による故障例

・うっかり床に釘やビスを刺してしまい配管を傷つけてしまった

・床暖房の上に重い家具を置いてしまい、配管を傷つけてしまった

・その他、考えられる故障例

・長期間給湯器が作動せず、配管内の水が蒸発又は変質し、配管を傷つけた

・有機物が混入したことにより、藻や微生物が繁殖し、配管や部品を詰まらせた

・鉄の配管を使用していたため、サビで配管や部品を詰まらせた

・給湯器内の水が凍結し、給湯器が壊れた

ただ、給湯器の故障は、原因不明の場合もあるそうで、はっきりしない原因がない限り、プロの業者でも「寿命」だと判断することも。

ガス床暖房の修理方法

・温水マットの不具合

何らかの理由で温水マットの不具合が発生した場合、床を含めた補修が必要です、軽微な水漏れなど補修で可能な場合もありますが、基本的には床の張替えになることが多いです。

の場合の費用は床材(フローリングなど)+温水マットとなります。

・給湯器が故障した場合

給湯器故障の修理方法には”修理”または”交換”のとなります。修理か交換の判断はメーカーや販売店に問い合わせ、相談してみて下さい。

ただ、給湯器は屋外にあことが多いため修理も交換も温水マットに比べると簡単に安く行えます。費用は大まかな目安として10万円〜40万円ほどです。

床暖房のメンテナンスを怠ると……?

床暖房のメンテナンスを怠ると……?

そもそも温水マットは「耐熱性」「耐荷重性」「耐食性」などの試験のため、多くの実験が行われているため、長期間の使用が可能であることが確認されています。

そのため頻繁に修理はしなくてもいいように設計されています。床暖房の修理はたいてい、熱源の交換や修理で済みます。

しかし、長く使用する為に日々のメンテナンスは大切です。特に床の表面が痛んでしまった場合は、床材の貼り替えだけではなく、温水パネルの交換も必要になることがあります。

そうした場合、多額の修理費用がかかってしまう場合も…このような大規模な修理を未然に防いでくれるのが、定期的なメンテナンスです!

床の清掃やワックスがけ、重量物を落下させて床に穴を開けない等、日頃から気をつけましょう。

また、リモコンにエラーが表示された場合は、専門業者にすぐに依頼しましょう。特に「エラー173」が表示されている場合は、漏水の可能性があります。家や家財への2次災害に繋がる恐れがあるため、ためらわずにご連絡ください。

まとめ

以上、ガス床暖房の寿命、メンテナンスのあれこれを説明させていただきました!みなさんも是非メンテナンスや定期点検を怠ることなく、快適なあったかい冬をお過ごしください!

最後までお読みいただきありがとうございます!

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