東邦ガスくらしショップ清須市土器野店、株式会社オオタケの大竹です。
現在、新型コロナウイルスの影響により、思うように行きたい場所に出かけられない、会いたい人に会えない、仕事が打撃を受けて収入が減少した。など様々な影響を受けた人がいると思います。
今回の記事では、コロナウイルスにより、日本のリフォームの需要はどのくらい低迷したのかということを、経済状況と合わせながら記していきます。
コロナによる日本経済の打撃
新型コロナウイルスの影響により、日本経済は大きな打撃を受けていることは皆さんも周知の事実でしょう。日本には359万社もの会社が存在し、そのなかでも358万社が中小企業だといわれています。こうした会社に向けて、政府は持続化給付金を支払うなどの対策を行いました。
このような多くの会社は、日本の景気悪化により、会社の利益も減少します。収入が減ることで、自分の生活のぜいたく品にお金をかける人も減少しました。リフォームやリノベーションも、不要不急ではないため、お財布に余裕がなければ、実行しようとする人は減ってしまうのです。
コロナによるリフォーム会社への影響
(株)矢野経済研究所によると、2020年(1~12月計)の住宅リフォーム市場規模は、6兆5,333億円(速報値)となりました。4月の緊急事態宣言の影響で、当初は大きく落ち込みましたが、その後は徐々に落ち着きを見せました。
前年とほぼ同じ規模まで市場が回復した要因は、レジャーや旅行などの支出が減った分、在宅時間が長くなったため住空間への支出(投資)が増えたことにあると考えられます。
出典:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2445
工務店経営者に聞いたリフォーム需要の変化
リフォーム会社の経営者に聞いたアンケートによると、仕事に影響が出ていると答えた割合は、「相当影響が出ている」が、19.6%におよび、「影響が出ている」と答えた割合は、52.2%に及びます。「ほとんど影響はない」と答えた会社も13%と一定数いるようです。
主な影響としては、「店舗への来場者が減った」「イベントを中止にした」「対面営業が出来なくなった」「注文した機器の納期の遅れ」などがあげられました。
コロナウイルスにより、音楽ライブなどのイベント関連もすべて延期になっていますが、こちらは住宅を展示するようなイベントにも影響が及んでいるのです。
出典:https://www.jerco.or.jp/wp/wp-content/uploads/no23.pdf
新しい生活様式に対応するリフォーム需要
コロナウイルスはリフォーム内容にも影響を及ぼしています。リモートワークの普及促進により、対応するためのリフォームが増えていく可能性が考えられます。
例えば、今までであれば「和室は不要だからリビングとの壁を撤去して広く」というニーズだったものが、「テレワーク用の個室へ改装」などといった新しい需要が発生していくことが考えられます。
トイレやお風呂、キッチンリフォームの需要
トイレやお風呂、キッチンなどの水回り設備のリフォームは、継続的に発生していくものです。
これらは生活に必要なものとなりますので、「リフォーム」というより「修繕」という部類に入るのかもしれません。今の水回り設備は商品耐久性にすぐれたものが多く、修繕のスパンは長くなっています。
おうち時間の増加によるリフォーム需要
レジャーや旅行ができなくなり、おうち時間が増えたことにより住まいの不具合に気づきリフォームをおこなう方も増えています。
最初の緊急事態宣言時に、家の大掃除をされた方も多かったのではないでしょうか?その時に壁紙のはがれや換気扇の不調、外壁のひび割れなどを発見してリフォーム、補修をご依頼されたかたも多いです。
また、日本の人口は高齢化が進んでおり、段差解消や手すりの取り付けなど、家にいるときの不自由をなくす補修も必要になってきます。
コロナきっかけにリフォームを考えてみる
これまで様々なコロナによるリフォームの影響をまとめてきましたが、皆さんお住まいの住宅は今どのような状況でしょうか?
住まいは人生の多くの時間を使い、大切な人との共通の時間を過ごせるとても大事な空間だと思います。コロナによって大切な人と過ごす時間が増えた今だからこそ、お家を少しでも快適に過ごせるようデザインしてみませんか?
私たちは、みなさんのお家のリフォームがうまくいくようサポートいたします。いつでもこちらまでご相談ください。