東邦ガスくらしショップ清須市土器野店、株式会社オオタケの大竹です。
ショッピングサイト等を見てみると、ガス給湯器は低価格で販売されています。工事などが必要なようですが、自分で設置できるのでしょうか。
本記事では、ガス給湯器は自分でも設置できるのか?について解説していきます。
結論:ガス給湯器は自分一人で設置できない
結論から言ってしまうと、給湯器を自分一人で設置することはできません。ガス栓開閉などの作業は、専門資格を有するガス工事業者が行わなければなりません。
扱う給湯器により必要な資格が異なりますが、
・給水装置工事主任技術者
・液化石油ガス設備士
・特定ガス消費機器設置工事監督者
・ガス可とう管接続工事監督者
・ガス機器設置スペシャリスト
などの水道とガス機器関連設置の有資格者が作業を行う必要があります。
なお、一部のブログ記事などでは、「取り付け作業だけは自分でできる」としている記事もありますが、安全性の観点から、私共は推奨していません。
ずさんな工事はのちのち大きな事故を引き起こしてしまう可能性があります。事故を避けるためにも、必ずガス機器設備販売店に依頼してください。
ガス給湯器の工事内容
ガス給湯器を既存のものと交換する場合のざっくりとした工事内容は次のようになります。
・電源コードの取り外しとガス栓の閉止(必要な場合はガスメーターの停止)
・給水、給湯、追い焚き、ガスの配管の取り外し
・機器の取り換え
・取り外した給水、給湯、追い焚き配管の接続
・リモコンの交換
・配管保温工事
・ガス配管接続(ガス工事)
・試運転
いずれも専門的な技術が必要な作業となるため、必ず有資格者に行ってもらってください。ガス工事以外は、自力で行えるとしている記事やユーチューブ動画も多く見受けられますが、実際は太文字の作業はすべて資格が必要です。
水や湯の配管工事も給水にかかわる資格が必要となります。無資格の工事が黙認されている部分がありますが、自力での無理な工事で公共の水道設備に影響を及ぼした場合など罰則や賠償を行う必要があるかもしれません。
また、無資格でのガス工事によるガス漏れ等が発生すれば、出火や一酸化炭素中毒による死傷事故にも繋がりますので、絶対におすすめできません。
新規でガス給湯器を設置する場合は、新しく給水、給湯、追い焚き、電気、ガスを整備する必要があるためガス機器設備販売店へ依頼してください。
ガス給湯器の設置をガス機器設備販売店に依頼するときのポイント
ガス給湯器をガス機器設備販売店に依頼する際は、
・ガス機器の購入から設置まですべてをガス機器設備販売店に依頼する場合
・ガス給湯器を自身で購入し、工事をガス機器設備販売店に依頼する場合
の2パターンがあります。(以下ガス機器設備販売店を販売店と記載します)
ガス機器の購入から設置まですべてを販売店に依頼する場合
全てを販売店に依頼した場合のメリットとしては、給湯器選びの無駄な時間をつかわなくてよい、アフターサービスを受けられる、などがあげられます。
販売店選びですが、おうちの近くの指定販売店をお勧めします、技術面において信頼でき、ガス供給会社から指定されている資格を所持しています。さらにお家の近くの販売店であればいざという時に近い距離からすぐにかけつけてくれるのでオススメです。
ガス給湯器を自身で購入し、工事を販売店に依頼する場合
こちらの場合は少し注意が必要です。まず、事前に購入するガス給湯器の選定です。交換前のガス給湯器と同じものを使用する場合は問題ありません。
型番を調べ、後継機種をメーカーに問い合わせれば、同じ性能の機種が分かります。全く違う機種を選ぶ場合は、販売店とも相談の上、決めるようにしてください。
まとめ
ガス給湯器の設置方法について解説していきました。リスクやかかる時間、コストを十分に検討し、自分に合った選択肢を選ぶとこでトラブルなくスムーズにガス給湯器を設置する事が出来ます。
今回のガス給湯器といったライフラインについては専門的な領域になる為、指定販売店への依頼をお勧めします。もしガス給湯器の設置について疑問やお困りごとがある方は、是非一度私たちにご相談ください。