ガス機器(ガスコンロ・ガスストーブなど)

ガス暖房の種類と特徴を徹底解説!ガスファンヒーターや床暖房など、家庭に最適な選び方

ガス機器(ガスコンロ・ガスストーブなど)

東邦ガスくらしショップ清須市土器野店、株式会社オオタケの大竹です!

ガスを使って室内をあたためるガス暖房には、ガスファンヒーターや床暖房などさまざまな種類があります。それぞれに特色がある暖房器具ですが「自分の家にはどのガス暖房が合っているのかわからない」と悩んでいる人も多いでしょう。

ガスの専門家が、ガス暖房の主な種類と特徴を詳しく解説します。ガス暖房のおすすめポイントや注意点などもお伝えするので、暖房器具選びの参考にしてみてください。

ガス暖房の種類

ガス暖房にはさまざまな種類がありますが、ここでは人気のある4つを紹介します。

  • ガスファンヒーター
  • ガスストーブ
  • パネルヒーター
  • 床暖房

どんな環境にぴったりかも解説するので、自宅と照らし合わせて考えてみてください。

ガスファンヒーター

ガスファンヒーター

まず、ガス暖房と聞いて最初に思い浮かべるのはガスファンヒーターかと思います。ガスファンヒーターはスイッチを入れてから立ち上がるまでの時間が短く、すぐに部屋をあたためることができる暖房器具です。ファンがついているので、温風を遠くまで送ることができるのがガスファンヒーターの魅力です。広いリビングでも一台でしっかりとあたためられるでしょう。

ただし使用には、ガス管とコンセントが必要です。燃料はガスですが、ヒーター自体を動かすのに電気が必要です。さらに、定期的に換気が必要なことも安全のために覚えておきましょう。

ガスストーブ

ガスストーブ

ガスストーブとガスファンヒーターの違いは、ファンがついているかついていないかです。したがって、ガスストーブはストーブ周辺が一番あたたかく、離れるにつれて冷たい空気と混ざり合います。

広い部屋にはガスファンヒーターの方が向いているでしょう。こちらも、ガス管とコンセントが必要な暖房器具です。ガス管が近くにない部屋では、ガス管を引く工事が必要となります。

パネルヒーター

パネルヒーター

パネルヒーターは主に北海道などの寒冷地でよく使われている暖房器具です。ガスで水や空気をあたためて、室内にあるパネルヒーターに流します。温風式と温水式があり、温水式はあたためた水を循環パイプでヒーターに届けるのに対し、温風式はファンヒーターで作り出した温風をパイプを通じてヒーターに送り込みます。

こちらも水や空気を送り込むためのパイプが必要ですが、各部屋にヒーターを設置すれば家中一気に効率よくあたためられる優れものです。そのため、冬場が冷え込む寒冷地で活躍しています。

ガス床暖房

ガス床暖房

床下に設置した温水マットにガスであたためた温水を流し込んで床をあたためます。電気式もありますが、昨今では温水式が人気です。床暖房は、冷えやすい足元を効率的にあたためて、あたたかい空気が上昇することで部屋全体があたたまります。

床だけあたためるものではなく、部屋をあたためる装置であることがポイントです。そのため、広い部屋や底冷えする部屋にぴったりです。じんわりと足元からあたたかい空気が上がってくるので心地よいあたたかさが持続します。

ガス暖房のおすすめポイント

ガス暖房のおすすめポイントを4つ紹介します。ほかの熱源を利用する器具との対比もするので、今使用している暖房器具と照らし合わせながら読んでみてください。

部屋が早くあたたまる

ガスファンヒーターやガスストーブは、点火までのスピードが格段に早く、あっという間に温風がでます。石油ファンヒーターなどは、スイッチを入れてから点火までに数分かかる場合もありますが、ガスファンヒーターは5秒ほどで温風が出はじめます。寒さが厳しい季節は、起動が遅いとストレスを感じることもあるでしょう。スイッチをつけたらすぐにあたたまるのは、ガス暖房の大きなメリットといえます。

燃料を補給する手間が省ける

ガス管やパイプなどを通じて熱源を得るため、石油系の暖房器具のようにいちいち灯油を補給する必要がありません。寒いのに燃料切れでヒーターが止まってしまうこともないので、快適に過ごせます。電気のヒーターもコンセントがあれば燃料の補給は必要ありませんが、ガスヒーターに比べてあたためる力が弱いので、ガスの方が寒さが本格化した時期にはよいでしょう。

足元からあたためられる

ガスは冷えやすい足元からしっかりとあたためられるので、部屋全体があたたかく感じられます。とくに、床暖房を設置している家は、冷たい床に触れずに済むことが大きなメリットです。スリッパがなくても快適に過ごせます。石油ヒーターも広い面積をあたためることに向いていますが、どうしてもあたたかい空気が上にあがってしまいがちです。「なんとなく足が寒い」ということになりやすいのも石油ヒーターの特徴です。

乾燥が防げる

ガス暖房を使用すると、ガスの燃焼で発生する水蒸気の影響で部屋の乾燥が防げます。暖房器具を使用する冬は、空気が乾燥してしまいがちです。湿度を下げてしまわないことも、ガス暖房の利点といえます。また、石油ファンヒーターも燃焼時に二酸化炭素と水を生成するので、空気が乾燥しません。

乾燥に焦点を絞ると、ガス暖房も石油系の暖房もメリットがあるといえるでしょう。ただし、エアコンなどの電気で動く暖房器具は、水蒸気が発生しないので空気があたたまるにつれて空気中の水蒸気良が減ってしまい乾燥します。乾燥を避けたい場合は、ガスか石油の暖房器具を使用するといいでしょう。

ガス暖房の注意点

ガス暖房の注意点

ガス暖房の最大の注意点は、換気を定期的に行わなくてはならないことです。ガスは燃焼時に酸素を取り込みます。換気をせずに室内の酸素が減ってしまうと、不完全燃焼を起こす可能性があります。不完全燃焼を起こすと一酸化炭素が発生することがあり、放っておくと一酸化炭素中毒になってしまうので大変危険です。

これは、ガス暖房だけでなく灯油を燃料とする石油ヒーターなどにもいえます。せっかくあたたまったからといって部屋を閉じたままにせずに、定期的に換気するように心がけましょう。

まとめ

清須市のガス機器販売会社

ガス暖房の種類や特徴について解説しました。ガス暖房はメリットの多い暖房器具ですが、安全に使用するためにはこまめな換気が必要です。一定時間使用したら、窓を開けて空気を入れ替えましょう。

私たちオオタケでは、ガス暖房器具の販売や設置に必要な工事を承っております。家の暖房設備を一新したいと考えている人は、ぜひご相談ください。

記事監修:株式会社オオタケ 大竹 良保

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