東邦ガスくらしショップ清須市土器野店、株式会社オオタケの大竹です。
光熱費が節約できることで注目されている省エネ給湯器ですが、エコワンやエコキュート、エコジョーズ、エネファームなどさまざまな種類があります。「どれを選べばいいかわからない」「自分の家にぴったりのものが知りたい」という人も多いのではないでしょうか。
それぞれの製品の詳細を解説し、それぞれの省エネ給湯器がどのような家庭にぴったりかを解説します。省エネ給湯器の購入や買い替えを検討している場合は参考にしてみてください。
それぞれの製品について知ろう!
まずは、それぞれの製品の特徴を知っておきましょう。4つの省エネ給湯器を表で比較してみます。
エコワン | エコキュート | エコジョーズ | エコファーム | |
種類 | ハイブリッド給湯・暖房システム | 家庭用ヒートポンプ式給湯器 | 潜熱回収型ガス給湯器 | 家庭用燃料電池コージェネレーションシステム |
動力 | ガス・電気 | 電気 | ガス | ガス(水素) |
性能 | 給湯 | 給湯 | 給湯 | 給湯・発電 |
価格 | およそ70万円 | およそ40万円 | およそ20万円 | およそ100万円 |
それぞれ、動力や性能、価格が異なります。順番に特徴を見ていきましょう。
エコワン
画像出典:リンナイエコワン紹介ページ https://rinnai.jp/ecoone/
ハイブリッド給湯・暖房システムのエコワンは、電気とガスを動力とする省エネ給湯器です。使用する時間などで動力を使い分けられるので、効率よく省エネできることが最大の特徴といえます。
動力を1つに依存しないことで、災害などの非常事態でも使用できる可能性が高いこともうれしいポイントです。電気とガスのどちらかが供給されていれば一方が止まってしまっても給湯できます。
エコキュート
画像出典:パナソニックエコキュート紹介ページ https://sumai.panasonic.jp/hp/
家庭用ヒートポンプ式給湯器エコキュートは、電気でお湯を沸かせます。CO2排出量も少ないので、環境への配慮も重視したい人におすすめです。電気代の安い深夜にお湯を沸かしてタンクに貯める仕組みなので、省エネ性もしっかりしています。タンク内にお湯があれば非常事態でもお湯の使用が可能です。
しかし、大気の熱を利用して沸かすので、寒い時期には沸かすための光熱費が少し高くなってしまうデメリットもあります。また、タンクのお湯がなくなるとお湯が出なくなってしまうので注意が必要です。
エコジョーズ
画像出典:リンナイエコジョーズ紹介ページ https://rinnai.jp/products/waterheater/gas/about/how-works/
潜熱回収型ガス給湯器のエコジョーズは、ガスを使って給湯する省エネ給湯器です。ガスを使ってお湯を沸かした排気熱を再利用するのでお得に使用できます。
ガスを無駄なく使用するので光熱費もグッと下がります。燃料の消費量が少なくCO2も削減できるので、環境にも優しい省エネ給湯器といえます。
また、ほかの省エネ給湯器と比べても設置にかかる費用がお手頃なことも魅力です。コンパクトなので一軒家だけでなくマンションなどにも設置できます。
エネファーム
画像出典:パナソニックエネファーム紹介ページ https://panasonic.biz/appliance/FC/lineup/house01.html
家庭用燃料電池コージェネレーションシステムのエネファームは、熱だけでなく電気も発生させることができます。一般的な太陽光発電の発電効率は20%といわれていますが、エネファームは40%ほどと発電性能が高いことが注目のポイントです。
発電する際に発生した熱はお湯を沸かすために使用できるので、エネルギーを無駄なく使用できます。
電力も生産できるのはエネファームだけ!
それぞれ、動力や仕組みなどに違いはありますが、一番の違いはやはりエネファームの発電機能です。お湯を沸かせて電気も作れるのはエネファームだけなので、太陽光発電などをあわせて検討している場合はエネファームにまとめることも検討してみましょう。
エネファームでは、およそ700Wの電力が作れるといわれています。エネファームの使用を条件に料金プランが見直せるガス会社もあるので、組み合わせによってはかなりお得に利用できます。
どの省エネ給湯器を使えばいいの?
それぞれの省エネ給湯器はどのような家庭に合っているのでしょうか。4つの省エネ給湯器にぴったりな条件を紹介します。
エコワンがおすすめな家庭
エコワンは、お湯をたくさん使う家庭におすすめの省エネ給湯器です。動力が2つあり、ガスと電気を使い分けながらお湯を沸かせるので、お湯の消費量が多くても光熱費を抑えることができます。
そのため、人数が多い家庭や生活リズムがバラバラでさまざまな時間帯にお湯を使用する家庭などに向いています。
エコキュートがおすすめな家庭
エコキュートは電気を動力とする省エネ給湯器なので、オール電化の家庭にぴったりです。電気代とガス代を電気代一本にまとめてしまいたい人に選ばれています。
ただし、エコキュートはタンクに貯めたお湯を使うので、たくさんお湯を使用する家庭だとお湯切れしてしまう可能性もあります。そのため、家庭の人数やお湯の使用量に合ったタンクのサイズを選ぶと安心です。
エコジョーズがおすすめな家庭
エコジョーズは、床暖房や洗濯乾燥機、食洗機などで給湯を利用する家庭におすすめです。効率よくお湯を沸かせて排気熱も再利用できるので、お湯の使用量が多い家庭ならお得に使えます。
家族の人数が多くお風呂を頻繁に追い焚きしたり、朝のお出かけ前にシャワーなどを使ったりすると、従来の給湯器ではガス料金が跳ね上がってしまいます。しかし、熱効率のいいエコジョーズならたくさん使ってもガス代を大幅に節約できるので、使用量の多い家庭はチェックしてみましょう。
エネファームがおすすめな家庭
自家発電したいと考えている家庭にぴったりです。太陽光での発電ではないので、高い建物が家の周りにあって太陽光発電が見込めない場合でも、エネファームなら発電できます。
ただし、エネファームは導入費用がほかの省エネ給湯器に比べると高額です。家族の人数が少ない場合やお湯の使用量が少ない家庭だと、お得に感じられない場合があります。家族の人数が多く使用するお湯の量が多めで、そのうえ自家発電を考えている家庭におすすめの給湯器といえます。
まとめ
主要な省エネ給湯器である、エコワン・エコキュート・エコジョーズ・エネファームについて解説しました。それぞれの省エネ給湯器がどのような家庭におすすめなのかも紹介したので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
株式会社オオタケは愛知県清須市を拠点に、省エネガス給湯器についてのご相談をお受けしております。「自宅に合う省エネ給湯器がどれかわからない」などのお悩みはぜひ私たちオオタケにご相談ください。