東邦ガスくらしショップ清須市土器野店、株式会社オオタケの大竹です。
水道管が破裂し水が出なくなるなんてあるわけがない、と思う方がほとんどですよね。実は、水道管の破裂はある日突然起こるもので、誰にでも起こる可能性があるのです。
今回はいざという時に冷静に対処出来るよう、水道管が破裂する原因や対処法をまとめました。普段見ることの少ない水道管について知ることで、いざという時にも対処できるようにしてくだい!
水道管の種類と管理責任
そもそも水道管は道路下の地中に埋まっている水道本管から各家庭の給水管へとつながっています。水道本管は水道局が管理するものであり、敷地内・宅内配管は各家庭が管理するべきものです。
そのため敷地内・宅内配管の管理については個人で行う必要があります。水道管が破裂する原因とは?
水道管が破裂する原因は大きく分けて3つあります。
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- 水道管の劣化
- 凍結による水道管の破裂
- 自然災害による水道管の破裂
水道管が破裂する原因、水道管の劣化
住宅部品の1つである水道管には耐用年数があり、永遠に使えるものではありません。法律上の耐用年数は40年と定められていますが、水道管の素材や水道管が敷かれている場所などさまざまな条件によって劣化のスピードが変わるので一概には言えません。
そもそも水道管は地中から家の中につながっているため、普段の生活で目視することが難しく、水道管に注意を向けて確認できるものではありません。しかし全く気づけない訳ではありません。普段の生活の中での”いつもと何か違う”という異変によって気づくことができます。
蛇口をひねって出てくる水の勢いが普段より落ちてきたり、水にサビが混じったり、お湯を使っていないのに給湯器が動き出したりなど、普段と変わらない生活をして水道料金が跳ね上がった場合には水道管の漏水を疑ってみてください。
放っておくと家中が水浸しになったり、マンションなどの集合住宅の場合は下の部屋に水漏れし大きな問題になるでしょう。少しでも普段との違いを感じた時点で専門の業者に点検してもらうか、集合住宅の場合は管理会社に連絡することをオススメします。
水道管が破裂する原因、凍結による水道管の破裂
冬場に起こりやすいのが凍結による水道管の破裂です。水が凍り体積を増やすことで水道管の内部が膨張し破裂したり、水道管の接続部分が破損したりします。
一般的にはマイナス4度以下になると水道管の破裂に注意が必要と言われています。そのため雪国や冷寒地に住む人の話しと思う人もいるかもしれませんが、状況によってはマイナス2度程度でも水道管が凍結することもあるため、首都圏に住んでいる場合でも凍結による水道管の破裂は起こります。
水道管の凍結を予防するには、水を出しっぱなしにする・布や保温チューブを巻く方法があります。水道管の凍結による破裂は、劣化と違い予防策がありますので試してみてください。
水道管が破裂する原因、自然災害による水道管の破裂
地震や水害などの自然災害によって水道管が破損する場合もあります。地震であれば激しい揺れにより水道管に負荷がかかり、ひび割れや断裂が起こります。
またもともと劣化している水道管の場合は、少しの負荷により水道管が破損することもあるため10年に1度程度は水道管の点検を行うと良いでしょう。
自然災害による水道管の破損は防ぐことは難しいと思いますが、水道管が破損しないために対策をたてることはできますよね。いざという時に備えておいてください。
水道管が漏水しているか確認する方法
水道管の漏水といっても突然真っ二つに割れるわけではなく、徐々にひび割れたり小さな穴が空き、その穴が大きくなり水道管が破裂したことに気が付く場合がほとんどです。
腐食や劣化に伴う小さな穴の場合は、水道管が漏水しているか確信を持てないことがあると思います。そういった場合は水道メーターを利用して確認してください。
まずトイレ・キッチン・洗面台・風呂など家の中で湯・水を使う場所、全ての蛇口を閉めましょう。全く湯・水を出していない状態で水道メーターを確かめてください。水道メーターが動いている場合は、水道管が漏水している可能性が高いので、早急に点検や修理をしてください。
水道メーターが動いているか微妙な時の、プロのテクニックをちょっとだけ教えちゃいます。全ての蛇口を閉めた状態で、水道メーターよりも道路側についている止水栓を閉めましょう。これで家中の水の供給が止まった状態になります。
この状態で5分ほど放置してから、止水栓を開けてみて下さい。漏水が無い場合は、水道メーター内のパイロットと呼ばれる銀色の円盤がほんの少し動く程度です。漏水が考えられる場合は、パイロットが勢いよくクルっと回ります。怪しいと思った場合は、もっと長時間試してみて下さい。
水道管が漏水した場合の応急処置
実際に水道管が漏水してしまった場合には、まず冷静になってください。1つ1つ確実に対処することで水道管の漏水による被害を食い止めることができます。
最初に水道メーター付近にある止水栓をしめましょう。一戸建ての場合は屋外にあります。最近の住宅であれば駐車場などのわかりやすい場所にあるでしょう。年数の立っている住宅の場合、勝手口側などにある場合があります。いざいというときに慌てなくてもよいように確認しておきましょう。フタを開けると水道メーターと止水栓があるので、止水栓をまわすと水が止まります。
1990年以前のお家ですと、止水栓だけ別の場所にあることがあります。メーターよりも道路側にあることが基本で、コンクリート製の丸いフタがされている事が多いです。フタを開けても止水栓が土で埋もれている事がありますので、土を掘ると出てくることがありますよ。
マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、パイプシャフト内に設置してあることが多いです。パイプシャフト内には、ガスメーター、電気メーター、給湯器などが一緒に収められている場合があります。水道メーター近くにある止水バルブを閉めたら止まりますが、間違って共用のバルブを閉めてしまうと、ほかのお部屋の水道が止まってしまいます。
メーターからたどって1つめのバルブが止水栓ですが、その間に水道管がどこかに分岐しているようでしたら、閉めない方が良いかと思います。もしメーターボックスやハンドルの位置がわからない場合は管理会社に連絡をしてください。
水道管の破裂した部分が手の届く位置にある場合でも、応急処置は非常に困難です。水道の圧力は非常に高圧な為、テープや布を巻いたくらいでは、まず止まりません。逆に力を加えてしまう事で、漏水を悪化させてしまう可能性の方が高いです。
そして、水道管の漏水は目に見えない部分で起こることが多いため、無理して漏水したところを探す必要はありません。下手に手を出すと状況が悪化することもあるので、専門の業者に任せるべきでしょう。
水道管が漏水した場合は、早めに修理依頼の連絡をしよう!
水道管が漏水したら一戸建ての場合は水道局指定の専門業者に連絡してください。お近くの水道局指定業者がわからない場合は市役所に連絡すると確認できます。
アパートなどの賃貸住宅の場合は管理会社や大家さんに連絡すると対処してくれます。契約内容によりますが、修理費用がかからないケースが殆どです。また水道メーターから道路にかけて破損した場合は、水道局へ連絡してください。
水道管が破損した時の水道料金と減免制度
水道管は道路下にある水道局の水道本管から、各家庭の敷地内・宅内配管を通って水が出てきます。敷地・宅内配管自体はその家の財産とみなされているため、水道管が破裂し漏水した場合の水道料金もご自身の負担ですが、自治体によっては減額制度や減免制度を設けているところもあるのです。
ただし故意や過失により漏水した場合や、漏水を認知したまま放置した場合などは適用外ですので、水道管の異変に気付いたら早めに対処することが大切です。
この制度は自治体ごとに基準や条件があるためどこに住んでいても使えるわけではありませんが、一度お住まいの水道局に連絡しておいた方が良いでしょう。
また、基本的には水道局指定の業者に修理してもらわないと減免制度は使えませんので、必ず水道局指定の業者に修理を依頼してください。
まとめ
私たちの生活の中で水道はなくてはならないものですよね。”蛇口をひねれば水が出てくるのが普通”という生活の中で水が使えないことは想像以上に不便なことです。
自然災害などは防ぎようがありませんが、劣化はある程度予想し点検することで、水道管の破裂という最悪の事態も防ぐことができます。また水道管が破裂してしまった場合には冷静に1つ1つ対処してくださいね。
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株式会社オオタケ
名古屋市上下水道局 指定工事店第880号